フランス映画『勝手にしやがれ』スタイリッシュでかっこいい!
こんばんは!lenoreです☆
今回は、ヌーヴェル・ヴァーグの記念碑的作品
フランス映画『勝手にしやがれ』について書こうと思います。
私は大学生の頃初めてこの映画を観て
「何だこのかっこよさは😲✨!」
と鳥肌が立つような衝撃を受けました。
若さゆえの、行ったり来たり
パトリシアは、警察に追われる身のミシェルと行動をともにしている間に、
「ミシェルに愛してほしいけど愛してほしくない…」という絶妙な感情を抱くようになります。
愛してるといっても、警官殺害に車の窃盗。ミシェルはもろに犯罪者ですしね😓
このパトリシアの揺れる気持ちは結構キーポイントで、もろにラストシーンに直結!
そういうふらふらした感情こそ、若さゆえのものですね…
(パトリシアが悩むのには、もう1つ大事な理由もありました。パトリシア宅で2人が話してました…)
感情表現・会話・行動…全てかっこいい!
そして、登場人物の感情の表現・会話・行動…全てがスタイリッシュで自由でかっこいい!
ミシェルと会話しながら髪を自分で切って整えたかと思ったら、
英語とフランス語混じりで悩みだしたり…。
突然絵画の話をしたり、2人で気のむくまま出かけたり…。
とにかく自由に、たくさん惑います。
学生の頃初めてこの映画を観た時は、
あまりのかっこよさに服装や持ち物、インテリアまで真似したくなったものです✨
パトリシアみたいにちっちゃい巾着持ちたかったなぁ!荷物多いから無理だけど笑!
ジーン・セバーグの愛らしさ
パトリシア役のジーン・セバーグの愛らしさも、この映画の見どころです。
セシルカットの短い髪型が似合うのなんの🥰
(セシルカットという名前は、1958年公開の映画『悲しみよこんにちは』のセシルという役柄で彼女が見せた髪型からきています)
またジーン・セバーグはパトリシアという役柄と同じくアメリカ生まれでフランス語を話す方なので、
フランス語の発音が少し英語っぽかったり、
セリフの中で「◯◯ってなに?」とミシェルに尋ねるシーンがちょこちょこあって、そこがまた可愛かったです!
まとめ
初めてこの映画を観た時は、まさに
お母さんの化粧台から口紅を借りて初めて塗ってみた!的な
ちょっと大人になったような気分になれました。
とにかくみんな自由なので、学生時代に見ると一番ピタッとしっくりくるのかも?
フランスの街中のリアルな雰囲気(自然光などヌーヴェル・ヴァーグの特徴的な撮影方法)が味わえるのもいいですね!
ただ、あまりにかっこよすぎてそれぞれの人が自由過ぎて、
展開についていけない・よく分からない・つまらないという感覚を覚える方もいらっしゃるかも知れません🤔
私の超個人的な意見ですが、
この映画は多分その方が観るタイミング・年齢・環境等などによって感想がかなり変わってくるんじゃないかなと思うので、
少し期間を置いてからまた見るのも良いのかも?と思います😌🎥
作品詳細
原題:『À bout de souffle』
英題:『Breathless』
1960年の作品。
監督/脚本… ジャン=リュック・ゴダール
●ミシェル・ポワカール(ジャン=ポール・ベルモンド)…警察に追われている男性。別名ラズロ・コバクス
●パトリシア・フランキーニ(ジーン・セバーグ)…アメリカ人留学生
●ヴィタル刑事(ダニエル・ブーランジェ)…ミシェルを追う刑事
●パルベレスコ(ジャン=ピエール・メルヴィル)…作家
●アントニオ(アンリ=ジャック・ユエ)…振込小切手を現金化している男性
●密告者(ジャン=リュック・ゴダール)…ミシェルを見たと警察に密告する男性←監督ご本人です
…他。
参考:映画.com
予告編
↑フランス映画『勝手にしやがれ』予告編(moviecollectionjp 公式You Tubeチャンネルより)
読んでいただきありがとうございました🎥