映画『プリデスティネーション』面白かったけど…観るのがキツかった!

●洋画(主にアメリカ),プリデスティネーション

映画 プリデスティネーション レビュー

こんにちは☆lenoreです!

今回は映画『プリデスティネーション』について書こうと思います。

 

プリデスティネーションとは、

pre(予め、前もって)destination(目的地、行き先)=運命・宿命という意味の単語。

鑑賞後はまさに「運命」「宿命」「輪廻」という言葉が思い浮かびました🔁



綿密に作り込まれた作品

この作品、ぼーっとした気分ではとても観られないほど難解でした💦

でもすごく面白かったんです😳

 

難解さと面白さ。

この2つが両立するというのは、それだけ脚本が作り込まれているということかなと思います。

ゆっくりページをめくりながら紐解いていく…まるで上質な推理小説を読んでいるような感覚でした。

 

…ただ!

映画の中盤辺りまでは、特に女性は内容的に観ていてあまりいい気分がしない…とも🙄

観ているのがキツい・しんどいに近いかな。



観ていてキツかったポイント
【この段落以後、内容について記述があります】

ちなみに…ウィキペディアの「あらすじ」には、あらすじどころかオチまで書いてあるので、知りたくない方は気をつけて!

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ジェーン、ジョン、バーテンダー、フィズル・ボマーはすべて同じ人でした。

途中で「女性器も男性器もある人」と分かったのが突飛な感じがしましたが、最後まで観て合点がいきました。

 

そして、私がこの映画を観ていて何が辛かったかと言うと…

ジェーンは小さい頃からずっと自分に違和感を感じながらも、やっと愛する人と出会い愛し合う
→しかし彼は突然失踪
→でも彼との愛情の証であるお腹の子を大切に育てようと決意する
→出産後、突然医者から「実はあなたの体には女性器・男性器両方ありました。帝王切開手術中どうしても母体に危険が及びそうになったため、子宮を取りました」

👩🏻私「えええええー!望まない手術に近いじゃない!」

 

初めは取り乱したが「自分はいずれ男性名に改名しないといけないから」と腹をくくり、娘に自分の名前「ジェーン」をつけ大切に育てることを誓う
→2週間後、新生児室にいた娘が何者かに連れ去られる

👩🏻私「き、キツすぎる…」

 

連れ去りの犯人は見つからない。
→そんな中ジェーンは3度の手術を受け男性になるための練習をしはじめる。男性ホルモンを摂取し少し低くなった声で「はじめまして。私はジェーン(女性名)です」と泣きながら話す。

👩🏻私「😭😭😭😭😭」

 

季節が過ぎ、だんだんと体つきや髪型が男性っぽくなったジェーン。
→服を脱ぎ、まじまじと自分の体を見つめてから(男性器はあるけど帝王切開の跡もあるんです)、便器の前に立ち用をたそうとする。
→男性器から尿が出た時に自虐的に微笑むジェーン。

👩🏻私「……そうだよね、もうそこから出るんだよね…」

→その後ジェーンはジョン(男性名)になる。

 

…と、この【女性から男性になるいきさつ】を観るのがとても辛かったんです😭😭!

同じ風に思われた方、いらっしゃるかな?



永遠に続く輪廻

最後まで観て感じたのは「これは…愛ゆえに永遠に続く輪廻なのでは?」ということでした。

映画の1番最後のジョンのセリフ「ただ一つ分かるのは、お前は俺にとって最高ってことだ。お前がひどく恋しい」に表れていますよね…🤔

 

もし平穏なお話にしようとするなら、

●ジェーンとジョンを会わせなければ
●交渉させないようにすれば
●過去にいかなければ
●そうすれば無限ループから逃れられるのでは?

…とも思えなくもないんですが、どちらも結局会いたいんです、お互いに

辛いけれど繰り返してしまう、それがこの2人の愛だということだと思います😭🤔

まとめ

映画『ターミネーター』の【カイルが未来から過去に行き、そこでサラ・コナーと出会って恋に落ちたからジョン・コナーがいる】の全て同一人物版と言えばいいのかな…?

カイルたちも愛し合うからこその運命って感じですもんね🤔

 

女性は特に途中観るのがキツくなるかな…と思いますが、

ストーリーの綿密さに思わず「いやぁ…これはすごい!」と感嘆の声をあげました☆

結末が分かっていても、何度か観ていろいろ確認したくなる映画です。おすすめ!



作品詳細

原題:『Predestination』

2014年の作品(日本では2015年に公開)

監督/脚本… マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ

●バーテンダー…イーサン・ホーク
●ジョン/ジェーン…サラ・スヌーク
…他。

(参考:映画.com )

予告編


↑映画『プリデスティネーション』予告編 (シネマトゥデイ 公式 You Tubeより)

 

読んでいただき、ありがとうございました🎥