映画『裏窓』殺人現場が全く映らないサスペンス!
こんにちは!lenoreです。
今回は、ヒッチコック作品の中でもかなり好きな映画『裏窓』について書こうと思います。
映画の大半がアパートの窓から見える景色だけで進んでいくサスペンス。
初めて観た時には「1つの視点からだけでこんなにハラハラさせられるなんてすごい!」となりました。
日常の中の「非日常」
この映画、主人公ジェフの部屋からセールスマンの部屋への視線のみ(ほぼ)でストーリーが進行していきます。
つまりまさにここが殺人の現場!というシーンが映らないんです😮
殺人を犯したと思われるセールスマンの部屋の様子を裏窓から見ていたのはジェフのみ。
ジェフは様々な状況証拠から「あのセールスマンはおそらく妻を…」と推理しますが
恋人のリザも、家に来てくれる看護師のステラも、全く信じてくれません。
きっと「いやいやそんなこと起こらないでしょ?」という感じだと思います💦
確かに、普段過ごしていて向かいの部屋の人の様子を見たとしても、
「余程激しく言い争っていない限りそんなに気にしないかも…🤔」と思うので、
リザたちの反応も分からなくはないですよね。
ただ、
●ジェフは足を骨折していて車椅子生活…。
●家に居て安静にしていても特にすることもない…。
●暑くて暑くてギプスの中がかゆくてしょうがない。イライラ…。
●今みたいにスマホやインターネットがあるわけでもない…。
この状態で裏窓から外を見るくらいしか暇をつぶすことがなければ、
周りの他の部屋の方の異変に気づくのも当然かもとも思います。
ジェフはジャングルに撮影に行くようなカメラマンなので、
日常の中に非日常(異常)を見つけるような洞察力もあるんだろうなぁ…。
カメラのフラッシュ!
映画終盤にカメラのフラッシュを効果的に使ったシーンがあるんですが、
そこが本当に素晴らしい表現だなと観るたびに思います!
セリフもほぼ無い中、パシャパシャっと光るフラッシュによって時折浮かび上がる犯人の姿。
殺人現場がうつらないという点だけでなく、
「セリフがなくてもこんな風に緊迫感を表現できるんだ!」ということにも驚きました😮
ちょっと私の文章表現能力では良さを伝えきれないので笑、ぜひ実際に観てほしいなあと思うシーンです。
まとめ
ヒッチコックの超一級のサスペンスであるだけでなく
とんでもなく美しいグレース・ケリーの姿を存分に見られる映画でもあります😊
お嬢様のリザ役がよく似合っています。ため息が出るほど美しい✨
何度も観たくなる映画です!
作品詳細
原題:『Rear Window』
1954年の映画
監督…アルフレッド・ヒッチコック
脚本…ジョン・マイケル・ヘイズ
●L・B・ジェフリーズ/ジェフ(ジェームズ・スチュアート)…カメラマン
●リザ・フレモント(グレース・ケリー)…ジェフの恋人
●ラーズ・ソーワルド(レイモンド・バー)…セールスマン
●ステラ(セルマ・リッター)…ジェフ宅に来ている訪問看護師
(参考:映画.com )
予告編
↑Rear Window Official Trailer #1(Rotten Tomatoes Classic Trailers 公式You Tube より)
読んでいただき、ありがとうございました🎥