『フランシス・ハ』レビュー│自由で気ままで寂しがり

こんばんは!lenoreです。
今回は、映画『フランシス・ハ』について書こうと思います!
2012年の作品なんですが全編モノクロで、曲も可愛くて素敵なものが多く、
なんだか昔のフランス映画を観ているような雰囲気でした
自由気まま!でも寂しがり。
鑑賞中まず思い浮かんだのは「なんか…みんな自由だな!」ということ。
したい時にしたいことをする・話したいことを話す・行きたいところへ行く…そんな感じ。
そんな中でも、みんなちょっとずつ寂しさを感じている様子が印象に残っています。
「自由」って自分の好きに出来て良いんですけど、なにかしらの代償はつきものな気はします。
この映画なら、寂しさ・お金の無さ・ダンサーの夢…などなど。
フランシスが気分でフランスに行っている時に、待ちに待った親友ソフィーからの電話があったり
その後フランシスがアメリカに戻った後、今度はフランスの友達から折返しの連絡が来たり。
「自分の好きに動くのって、大体こうやってちぐはぐするんだよね…アポ取れって話だけど笑…分かる!」
…と自分の20代の頃を思い出して共感してしまいました。
妥協点
最後まで観て感じたのは
「やりたいことをする時に、自分の中の"良い意味での妥協点"を見つけるのって大事だな」
ということでした。
どんなにそれが自分がやりたいことだったとしても、自由さを求めるとしても、
「限界」とまではいきませんが「ある程度の自分の中のリミット」を設けるのは大事かなと思います。
それを見つけ、新しくスタートを切ったフランシスを象徴するのが
まさにこの映画のタイトル『フランシス・ハ』だなと感じました。
うーん!最後のシーンを見た時には思わず唸った!!
まとめ
若者たちの何気ない会話で進んでいきますが、
しっかり見ているとその中にも考えや思いや信念が見えて、
結構人生観の勉強になる作品なんじゃないかなと思いました。
音楽の雰囲気…すごく良かったな。サントラ欲しくなってきた
おすすめの映画です!
作品詳細
原題:『Frances Ha』
2012年の映画(日本公開は2014年)
監督…ノア・バームバック
脚本…ノア・バームバック、グレタ・ガーウィグ
●フランシス(ダンサー)…グレタ・ガーウィグ
●ソフィー(フランシスの親友)…ミッキー・サムナー
●レヴ(パーティでフランシスと出会った男性)…アダム・ドライバー
●ベンジー(レヴとルームシェアをしている男性)…マイケル・ゼゲン
●パッチ(ソフィーの婚約者)…パトリック・ヒューシンガー
…他。
(参考:映画.com )
予告編
↑映画『フランシス・ハ』予告編 (シネマトゥデイ 公式 You Tubeより)
読んでいただきありがとうございました