映画『僕はラジオ』出来ることを見極めて任せて見守る…どんな人に出会うかって大事だな。
こんばんは☆lenoreです。
今回は映画『僕はラジオ』について書こうと思います。
知的障害の青年と、学校の先生兼アメリカンフットボールのコーチとの友情を描いた、ノンフィクションのお話。
自分の娘と重ねて、ほろっと来てしまいました😭✨あー年々涙もろくなる笑。
「正しいことだから」
サウスカロライナ州にあるハナ高校でアメフトチームのコーチを務めるハロルド・ジョーンズ。
皆からはコーチ・ジョーンズと呼ばれています。
彼はひょんなことから、知的障害をもつ青年ジェームズ・ロバート・ケネディと出会い、
彼との交流を深めながら、次第にアメフトチームの仕事を手伝ってもらうようになります。
(後にコーチ・ジョーンズはジェームズにラジオというあだ名を付けます)
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チームの仕事に慣れてきた頃のこと。
試合中にコーチ・ジョーンズが出したチームへの指示を、
ラジオがそのまま大きな声で叫んでしまい、相手チームに手の内がバレてしまうハプニングが発生。
「ラジオがいることでチームに不和を生み出しているのではないか」と疑義を申し立てる選手もいましたが、
コーチ・ジョーンズはそれ以後も、今まで通りラジオにチームや学校の手伝いをしてもらいました。
ある日、ラジオの母親から「なぜラジオのことを気にかけてくれるの?」と聞かれたコーチ・ジョーンズは、
ただ一言「正しいことだからです」と答えます。
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コーチ・ジョーンズが「正しいことだから」と明確に言ったり、
ハプニング後も以前と変わらない態度でラジオに接した理由。
それは、彼には誰にも言っていなかった過去の記憶があったからでした。
映画の中盤で自身の娘にだけ打ち明けるんですが…
そのコーチ・ジョーンズの記憶は日本で実際にあった障害者とその家族の間で起きた事件を思い出させるもので
わたし的にはかなり考えさせられました。
どんな人に出会うか
この映画を観て私が改めて感じたのは、
どんな環境に行っても、結局は「人」。「どんな人」に出会うかだな🤔ということでした。
ラジオには配慮も要るし、日常的なサポートも必要。
でもそれだけではなく、彼が出来る仕事や役割、
そして彼が今までやったことがないことの挑戦を応援し続けた
コーチ・ジョーンズの存在がとても大きいと思いました。
私自身、知的障害がある娘を育てていると、
成長をちょっとずつ促してくれる方々の存在や、そういう環境って大事だなと本当に思うんですよね。
今、娘が療育や特別支援学校に通えていることに感謝です🙇🏻♀️✨
まとめ
障害がある方との交流という面だけではなく、
自分以外の人のことをどう捉えるのか、どう感じるのか、
そういった人間の根本的なところも考えさせられる作品だと思います。
気になった方はぜひご覧になってみてくださいね。
作品詳細
原題:『Radio』
2003年の作品。実話がもとになっている。
監督…マイク・トーリン
脚本…マイク・リッチ
●ジェームス・ロバート・ケネディ(通称ラジオ。知的障害のある青年)…キューバ・グッディング・ジュニア
●ハロルド・ジョーンズ(通称コーチ・ジョーンズ。アメフトチームのコーチ)… エド・ハリス
…他。
(参考:映画.com )
読んでいただきありがとうございました🎥